ラベンダー(lavender)精油(エッセンシャルオイル)の種類
ラベンダーには自然交配、人工交配などを含めると非常にたくさんの種類があります。
このうち、精油(エッセンシャルオイル)として使われるのは、4種類ほどあります。
- (通称名)真正ラベンダー、トゥルーラベンダー
(学名)Lavandula angustifolia(アングスティフォリア)、Lavandul officinalis(オフィキナリス) - (通称名)スパイクラベンダー
(学名) Lavandula spica(スピカ) - (通称名)フレンチラベンダー
(学名)Lavandula stoecas(ストエカス) - (通称名)ラバンジン
(学名)Lavandula hybrida
それぞれを簡単に説明しますね。
真性ラベンダー(Lavandula angustifolia、Lavandul officinalis)
前ページでも少しお伝えしましたが、一般的にラベンダーというとこのラベンダーの事を指します。
ほかのラベンダーと区別するために『真性ラベンダー』『トゥルーラベンダー』ともいわれています。
スパイクラベンダー(Lavender spica)
カンファーと1.8シネオールの含有が多いので樟脳のようなつんとした香りがします。
感染症ややけどの治療に有効です。ただ、刺激も真正ラベンダーより強いので使用には注意が必要です。
ラバンジン(Lavandula hybrida)
ラバンジンは真正ラベンダーとスパイクラベンダーを交配させて作られたもので、
大変栽培しやすく真正ラベンダーの2倍もの採油率があります。ラバンジンにはいろいろ種類があります。
少しカンファー調のフローラルな香りです。
フレンチラベンダー(Lavandula stoechas)
フレンチラベンダーは、ウサギの耳のような花をつけます。
ケトン類が多く含まれています。ケトン類は神経に対する毒性があるので、スピカと同じく注意が必要です。 ラベンダー精油(エッセンシャルオイル)は原液でも使えますが、フレンチラベンダーは原液では使えません。
ラベンダー精油(エッセンシャルオイル)はいろいろな種類があり、目的によって使い分けることができますが、 普段使うのには真性ラベンダーでいいのかなと思います。