ジュニパー・ベリー精油(エッセンシャルオイル)の解説

  • 英名:Juniper Berry
  • 学名:Juniperus communis
  • 別名:セイヨウネズ、ジュニパーベリー
  • 科名:ヒノキ科
  • 産地:ハンガリー、イタリア、カナダ、フランス、オーストリア、インドなど
  • 抽出部位:果実
  • ノート:ミドルノート (ゆっくりと立ち上がる香り)
  • おもな成分:α-ピネン、ミルセン、サビネン、テルピネン-4-オールなど
  • 抽出方法:水蒸気蒸留法

ジュニパー

ジュニパー・ベリージュニパーは、お酒の「ジン」の香りづけに使われています。
「ジン」の特有の香りはジュニパーの香りなのです。

ジュニパーは、古代からよく知られた薬草です。

ヨーロッパでコレラや腸チフスなどが流行したときに、
殺菌消毒、解毒剤として使用されてきました。

フランスでは、ジュニパーベリーとローズマリーの枝を炊いて病院内の空気を浄化していました。

また、チベットでも、コレラや腸チフスなどの感染症から人々を守るために使われていました。

ジュニパーはヒノキ科の針葉樹で、
小さな黄色の花を咲かせた後に、黒くて小さな柔らかい液果(ベリー)を実らせます。

ジュニパーは、この液果を蒸留して抽出します。
液果の収穫量が限られているので、比較的高価な精油となっています。




⇒心に対する働き
  • 頭脳明晰作用があり、心を静めるとともに意欲を促し、集中力を増してくれます。
  • また、気分をリフレッシュして疲労感をなくしてくれます。

⇒体に対する働き
  • 利尿、抗菌作用があるので、泌尿器系の感染症や膀胱炎や腎臓結石、前立腺肥大などの尿路系の症状に役立ちます。
  • 発汗を促し、解毒作用があるので、関節炎、リウマチ、痛風、などの痛みをやわらげます。 むくみやセリュライトにも役立ちます。
  • また、血液の循環をよくするので、冷え性や月経痛をやわらげます。
⇒肌に対する働き
  • 収れん作用があるので、脂性肌や湿疹、にきびなどを緩和してくれます。
  • 毛穴のつまり、皮膚炎などのさまざま皮膚の障害を改善します。脂っぽい頭皮の症状にもよいです。

⇒使い方の例
  • むくみや足のだるさにはトリートメントを。ローズマリーやゼラニウムとのブレンドもおすすめです。
  • リュウマチや痛風、関節炎の痛みなどには手浴や足浴、トリートメントを。 ローズマリーやサイプレス、ラベンダー、スィートマジョラムを加えてもいいです。
  • 勉強や仕事をするときや、何か集中して片づけたい仕事があるときに芳香浴で。

⇒注意事項
  • 腎臓を刺激する場合があるので腎臓に障害がある方は使用をさけてくださいね。

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