カモミール・ローマン精油(エッセンシャルオイル)の解説
- 英名:Chamomile Roman
- 学名:Anthemis nobilis
- 別名:カミツレ、カモマイル、コモンカモミール
- 科名:キク科
- 産地:ドイツ、フランス、モロッコ、南アフリカ、イギリスなど
- 抽出部位:花
- ノート:ミドルノート(ゆっくりと立ち上がる香り)
- おもな成分:アンゲリカ酸エステル、カマズレンなど
- 抽出方法:水蒸気蒸留法
カモミール・ローマン
カモミールという名前は「地面のリンゴ」という意味のギリシャ語からきています。
これはカモミールの甘い香りが、熟れて落ちたリンゴににているからだそうです。
カモミール・ローマンは特に地中海地方で2000年以上もの間、民間療法に使われてきました。
カモミールには、アズレン(カマズレン)という抗炎症作用を持つ物質が含まれているので、 あらゆる痛みや炎症に効果があり、化粧品にも使われています。
カモミール・ローマンは薄い黄色いオイルでカモミール・ジャーマンは濃い青色のオイルです。
※抗炎症作用とは痛みや炎症を抑える作用のことです。
⇒心に対する働き
- 鎮静作用があるので、不安、緊張、怒りなどをやわらげ、心を穏やかにします。 眠れないときも安らかな眠りへ導きます。
⇒体に対する働き
- ストレスによる神経の緊張が原因となって起こる肩こりや腰痛や、胃炎、消化不良、便秘などの症状をやわらげます。
- 女性の生殖機能のバランスを調整する働きがあり、月経不順や月経痛や月経前症候群など 女性特有のさまざまな症状をやわらげます。
⇒肌に対する働き
- 抗炎症作用があるので皮膚の炎症、やけど、湿疹、ニキビ、敏感肌、アトピー などの肌のトラブル全般に効果があります。
⇒使い方の例
- 作用が穏やかなので、子供に安心して使えます。夜泣きや寝付けないときなど寝室に香らせるとよいでしょう。
- 大人でも不安や緊張や恐怖の感情をやわらげ、心を落ち着かせたい時に、ぬるめのアロマバスや芳香浴がよいでしょう。 ラベンダーやネロリ、ゼラニウムとブレンドしてもよいでしょう。
- 胃炎や消化不良、月経痛、月経前症候群におなか、腰のトリートメントを。