ペパーミント精油(エッセンシャルオイル)の解説
- 英名:Peppermint
- 学名:Mentha piperita
- 別名:ハッカ
- 科名:シソ科
- 産地:アメリカ、イギリス、オーストラリア、イタリアなど
- 抽出部位:葉
- ノート:トップノート (立ち上がりの早い香り)
- おもな成分:メントール、メントン、イソメントンなど
- 抽出方法:水蒸気蒸留法
ペパーミント
ミント(はっか)類は繁殖力が強く、いろいろな種類があります。
交配種を含めると120以上もの種類があります。
なかでももっともポピュラーなのがぺパ-ミントで、
ウォーターミント(Mentha aquatica)とスペアミント
(Mentha spicata)の交配種でシソ科の多年生のハーブです。
古代エジプト、ギリシア、ローマ時代より親しまれ、使われてきました。
主成分のメントールは、歯磨き粉やガムや飴などさまざまな商品の香り付けに使われていて、おなじみの香りですね。
すーっとする清涼感のある香りは眠気覚ましや食欲増進似効果があります。
また、最近ではO-157の殺菌効果も証明されています。
⇒心に対する働き
- 頭をすっきりさせ、気分をリフレッシュさせます。
⇒体に対する働き
- 吐き気や、乗り物酔いや時差ぼけの気分を楽にしてくれます。
- 胃腸などの不調や頭痛、花粉症、鼻づまり、せきやぜんそくなどの呼吸器の不調に役立ちます。 また、筋肉痛や打撲などの炎症を鎮めます。
⇒肌に対する働き
- 毛細血管を収縮させ、冷やす作用があるので、炎症やかゆみや日焼けの症状をやわらげる働きがあります。
⇒使い方の例
- 眠気を覚まして気分をすっきりさせてくれるので、勉強や仕事の能率を上げたいときに芳香浴や水蒸気蒸留法を。
- また胃腸の調子の悪いときや便秘のときなどは、おなかを温湿布やトリートメントするとよいでしょう。 (例 マカデミアナッツ油10mlにペパーミント2滴)
- 殺菌や防虫作用もあるので、台所にスプレーしたり、虫をよせつけたくないところにスプレーするとよいでしょう。
⇒注意事項
- お肌を刺激する場合がありますので、低濃度(1%以下)で使ってくださいね。