フランキンセンス精油(エッセンシャルオイル)の解説
- 英名:Frankincense
- 学名:Boswellia carterii
- 別名:乳香、 オリバナム
- 科名:カンラン科
- 産地:ソマリア、エチオピア、イラン、レバノン、エジプト、スーダンなど
- 抽出部位:樹脂
- ノート:ベースノート (安定して持続する香り)
- おもな成分:α-ピネン、リモネン、シメンなど
- 抽出方法:水蒸気蒸留法
フランキンセンス
フランキンセンスは中世のフランス語で「質の高い薫香」という意味の
「フランク・エンツェンツ」に由来しています。
「オリバナム」「乳香」とも呼ばれています。
古くから祭壇や寺院で大切に使われてきました。
新約聖書でイエス・キリストが誕生したときに、
東方の三賢人が黄金、
ミルラとともにフランキンセンスを贈り物としてささげたこという話があります。
フランキンセンスは、黄金とおなじくらいに貴重なものとされていました。
フランキンセンスの穏やかな樹脂の香りは呼吸を深めて、
心の静けさを取り戻すのに役立ちます。
また、浄化作用もあります。
⇒心に対する働き
- 呼吸をゆっくりとさせ、深く落ち着くことができます。
- また、不安や脅迫観念などをやわらげてくれます。
⇒体に対する働き
- 肺を浄化する働きがあるので、ぜんそくや気管支炎、花粉症やインフルエンザのカタル症状(鼻水や充血) などの呼吸器系の障害をやわらげます。
- 出産のときや産後の抑うつにも役立ちます。
⇒肌に対する働き
- 肌を引き締める効果があるので、フェイシャルやトリートメントによく使用されます。 しわやたるみを予防し、はりを与え、しっとりさせます。
⇒使い方の例
- 風邪などのせきには、背中や胸のトリートメントをすると楽になります。吸入やアロマバスでもよいでしょう。
クラリセージやラベンダー、サンダルウッド、スィートマージョラムとのブレンドもよいでしょう。 - 乾燥やしわが気になるときには、トリートメントやスキンフレッシュナーにまぜて使ってください。
ネロリとブレンドしてもよいでしょう。 - 気持ちが沈んでたり、眠れないときにお部屋に香らせるとよいです。
オレンジ・スィートやクラリセージ、ラベンダーとブレンドしてもよいです。