レモン精油(エッセンシャルオイル)の解説
- 英名:Lemon
- 学名:Citrus limonum
- 科名:ミカン科
- 産地:アメリカ、イタリア、南アフリカ、スペインなど
- 抽出部位:果皮
- ノート:トップノート (立ち上がりの早い香り)
- おもな成分:リモネン、シトラールなど
- 抽出方法:圧搾法
レモン
レモンもおなじみのフルーツですね。
フレッシュでさわやかな香りです。
殺菌作用も強く、昔から食用以外にも幅広い目的でよく使われてきました。
古代エジプトでは、肉や魚が傷むのを防いだり、虫に刺されたときの消毒に、
レモンを利用していたそうです。
また、ある実験では、
香りのないときのミス率を100とした場合のキーパンチャーのパンチミスは、
レモン系の香りを漂わせることで、ミス率が45,8%まで下がったというデータがあります。
ですのでレモン系の香りは勉強や仕事の能率を上げることが出来ます。
同じかんきつ類でもオレンジは甘い香りで心の緊張をゆるめるのに対し、
レモンはすっぱい香りで気持ちのゆるみを引き締める感じです。
⇒心に対する働き
- 心身をリフレシュさせ、気を高めてくれます。また、意識をはっきりさせて、集中力、記憶力を高めます
⇒体に対する働き
- 免疫力を活性化させたり、消化器系の機能を高めます。
- 頭痛や神経痛、リウマチ、関節炎の痛みをやわらげます。
⇒肌に対する働き
- 消毒、収斂(しゅうれん)作用があるので、脂性肌だけでなく、にきびやおできにも適しています。
- 収斂(しゅうれん)作用はしわの増加を防ぎます。
⇒使い方の例
- 気分転換をしたいときや、勉強や仕事に集中したいときに、芳香浴、アロマバス、ルームスプレーを。
スプレーはラベンダーやローズマリーなどおすきなものを混ぜてもいいでしょう。 - 消毒殺菌作用に優れていて、消臭作用もあることから、お部屋を浄化したい場合やアレルギーや風邪の予防に、 芳香浴やルームスプレーを。(例 無水エタノール5mlに5滴ほどたらし、よくまぜたあとに精製水を45ml加える) ルームスプレーはユーカリ、ティーツリーなどを混ぜてもよいでしょう。
⇒注意事項
- 光毒性があるので、使用後に日光にあたらないように気をつけてください。
- 酸化が早いので、開封後、半年以内を目安に使い切ったほうがよいです。